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【生産者日記】こころ野便り 自転車経営

2012年05月15日|生産者日記

こころ野便り 自転車操業


自転車操業と言えば、破たん状態にある不健全な経営を指す。

しかしこれでは、自転車のイメージが損なわれる。

子供のころから自転車が大好きだった。

こんなに良い物はないと思っている。

歩くよりうんと早く遠くへ自分の力で行くことが出来るからだ。

動力を使うことなく人の能力を高めてくれるこれぞ機械。健全な有機農業経営とよく似ている。

稼いだお金の中から生活費と次の作付けの為の費用を賄い環境への負荷も小さい。

巨大な資本を必要とせず環境へ負荷の小さい経済活動は、今後の人間の生き方として光を当てるべきだと思う。

小粋な江戸っ子は、宵越しのお金は持たなかったらしい。

老後の為に蓄える現代人の生き方は、少し野暮ったいかな。

 

 

田中 真弥

 

 

田中 真弥_2010_10_6.JPGのサムネール画像

【生産者日記】こころ野便り 相談

2012年05月07日|生産者日記

こころ野便り 相談


友人から相談があった。

就農して2年目の彼は百姓の厳しい洗礼を受けている真っ最中だ。

自然の厳しさと人間の身勝手さ自分の無力さに打ちのめされている。

実は、私もその一人かもしれない。

減る一方の百姓、衰退する農村の根源がそこにあると思う。しかし私がここに身を置くのは、これこそが紛れもなく真実の世界だからだ。

てしおにかけた野菜が見せてくれるその畑の姿は、感動的だ。

「虹よ百姓の凱旋門よ」という短い詩に感銘を受け。

松山千春の「はてしない大空と広い大地のその中で」を口ずさみ励まされた。

京田辺市一休寺山門に有る大きな石碑。

ここに刻まれた文字に一つの答えを見た。

良い行いをしよう。

他人に評価されないからと言って諦めてはいけない。

百姓の凱旋門は、本当に有るのだから。

 

 

 

田中 真弥

 

 

田中 真弥_2010_10_6.JPGのサムネール画像

【生産者日記】こころ野便り 不都合な真実

2012年05月01日|生産者日記

こころ野便り 不都合な真実


何年か前、元アメリカ合衆国副大統領が書いた「不都合な真実」と言う本が話題になっていた。

私は、読んでいない。

しかしこの「不都合な真実」と言う言葉に興味を持った。

みんなに本当の事を知られては困る人が居る。

莫大な利権が絡むのか、あるいは、知らない方が幸せなのか。

東電の原発事故、圧力容器から大量の放射能がまき散らされた。

と同時に不都合な真実もつぎつぎと明らかにされた。

私が有機農業に取り組む理由の1つに「本当の事が知りたい」と言う気持ちを挙げたい。

「野菜を育てるのに本当に農薬や化学肥料が必要なのか」答えは、「否」だ。ただしそれ相応の取り組みと努力が有っての答えだ。

不都合であれ好都合であれどちらか一方だけの見ていては到底真理には到達しない。

 

 

 

田中 真弥

 

田中 真弥_2010_10_6.JPGのサムネール画像

【生産者日記】こころ野便り 寒冷前線

2012年04月24日|生産者日記

こころ野便り ツバメ


種を蒔くために畑で準備をしているとにわかに空が曇りだし雨が降り始めた。

寒冷前線の通過を天気予報で聞いてはいたが西の空は明るかったので作業を続けていた。

そのうちポツポツ雨が落ちてきた相変わらず西の空は明るいし雲も西から東へと流れていた。

すぐに止むだろうと雨宿りをしているとだんだん雨は、大粒になり雲の流れとは逆の方向から叩きつけるように降り始めた。

見る見るうちに土の色が黒くなり土に浸みこむ水の量を降雨が上回り始め水たまりができ始めた。

10ミリ程度降っただろうか種まきどころではなくなってしまった。

最近買ったスマートホンで雨雲のレーダー画像を見るとさっきまで無かった黄色い表示が現れていた。

暖気と寒気のちょうど境目に自分がいたのだろう。

「明日。土が乾き種まきが出来ますように。」と祈りながら大きな黒い雲を東へと見送った。

あたりはすっかり冷たい空気に入れ替わってしまった。

 

 

 

田中 真弥

 

田中 真弥_2010_10_6.JPGのサムネール画像

【生産者日記】こころ野便り ツバメ

2012年04月17日|生産者日記

こころ野便り ツバメ


ツバメがやって来た。

先週には、モンシロチョウも見た。

野菜の生育は、ちょっと遅れ気味だったけれどこれからはグングン成長するだろう。

寒さや強風との戦いがあり暖かくなってちょっと一息つきたいちょうど桜も満開だ。

もうすぐ野菜を食べる虫たちの活動も活発になる。

雑草の生育も勢いを増す。

自然から恵みをいただく為には、常に気配りがいる。

科学の力でその気配りが疎かのなったときぽっかり空いたクレバスに足を滑らせることになる。

農薬によってぽっかり空いた生態系の穴は、いったいどんな形で修復されるのだろう。

北上を続けるツバメたち彼らは、日本に出来た立ち入り禁止区域を知らない。

 

 

 

田中 真弥

 

田中 真弥_2010_10_6.JPGのサムネール画像

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