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日記

福神漬になすびは要るの?

あけましておめでとうございます。まだまだふわふわしていたいのですが、そろそろお正月モードも抜けなければならない雰囲気ですね。

 

おせちも良いけどカレーもね、というCMがありましたが、今年のお正月、皆様カレーは食べられましたか? 我が家では3日目にしてカレーが出されました。
カレーの付け合わせは福神漬が好きなのですが、私はなすびが苦手です。一般的に売られている福神漬には大体なすびが入っているので、普段は諦めてらっきょうを食べています。

 

福神漬は色々な野菜が入っていることから、七福神にちなんで明治の中頃、当時の流行戯作者・梅亭金鵞師匠によって命名された説が有力です。上野にある老舗・酒悦が元祖だと言われています。店が上野不忍池の弁才天近くにあったこと、更には「ご飯のお供にこれさえあれば他におかずは要らず、食費が抑えられて金が貯まる(=家に七福神がやってきたかのような幸福感)」という解釈だとか。

 

命名されたのは明治ですが、福神漬の起源は江戸時代初期にさかのぼります。河村瑞軒という人が、茄子やきゅうりなどの野菜が精霊流しと一緒に川に浮かんでいるのを拾い上げ、混ぜ合わせて塩に漬けたところ、なかなか良い風味に出来上がりました。売り出してみると大人気で、それが始まりだったそうです。やがて、この原型を酒悦がお茶請けやおつまみにするため調味液などを工夫。こうして完成したのが福神漬です。

 

精霊流しと一緒に流されたのなら、なすびが入っているのは当然かも知れません。でも、厳密になすびを入れなければならない、という決まりはないようです。
現在ではJAS規格で内容重量300g超では原料野菜7種以上、固形物の大根占有率80%未満、内容重量の対する固形物割合75%以上、というふうに定められています。つまり野菜は7種類入っていれば、何を入れても問題はないのです。

 

福神漬の特色であるナタ豆は必要不可欠だ、という意見があっても良いと思いますが、なすびは別に他のものと入れ替えても良いのではないでしょうか。
結局、自分で好きな具材を入れて、作った方が早い、ということでしょうか。

 

ところで「なすび」って関西弁だと思っていたら、元々は「奈須比」という言葉で、それが女房言葉により「なす」に変化して、庶民に広まったのだとか。
なら「なすび」の方が正しいはずですが、何となく洗練されていない感じを受けるのは何故でしょうか。
話の素材はおめでたい割に、すっきりしない感じですが、今年もよろしくお願いいたします。