お知らせ・ブログNEWS & BLOG

日記

くもこ?

先日、家族で食事に行きました。叔母がお正月に体調を崩し、何も食べられなかったので、改めてお正月を満喫するため、お知り合いの割烹へとお邪魔しました。

色々と美味しいものをいただいて大変満足していたのですが、途中で大将が叔母に「くもこ、あるよ」と言ったのを聞いて、私は首を傾げます。
「くもこ」って何?
それは何か聞こうとしたのですが、話が進んでしまい、その時は聞けませんでした。
その時に理解できたのは、くもこは美味しいものである、ということだけです。ただ、とりあえず形状や食感から、何か魚のタマゴだろうことは予測できました。

帰りのタクシーで、姉が「くもこって何なん? 何の子ども?」と言い出しました。姉も分からなかったようです。
「くもこ? 何やったかな。酔ってるし、今の私に聞いてもアカンで」
この酔っ払い叔母め。
「くもこって、あれやろ。白子の子どもやろ」
白子は既に子どもだ! 「子」って付いている! この酔っ払い母め!

注文した人間からの情報提供は諦め、後日インターネットに頼りました。
白子は魚の精巣を食材とする際の呼び名ですが、単体で使う時はふぐを意味する場合が多いです。
問題のくもこは「雲子」と書きます。真タラの精巣でした。これは京都の呼び名のようで、広く使われる呼び名は「真子(まこ)」だそうです。

タラの子ならタラ子、となりそうですが、真タラではなくスケソウダラの卵巣(精巣ではなく卵巣)も食べられており、そちらは「助子(すけこ)」と呼ばれます。どちらもタラの子どもですが、二つを区別するために、真子と呼ぶようですね。塩漬けにした助子が、いわゆる「タラコ」です。
ちなみに「数の子」はニシンの卵。ニシンの別名が「かど(かどいわし)」と言い、かどの子からかずのこに変化し、おめでたい字を当てて数の子となった様子です。

そんなおめでたい話題よりもおめでたい家族でした。
本年も楽しく穏やかに過ごせますように。