お知らせ・ブログNEWS & BLOG

日記

畜産のはなし


HELP一乗寺店精肉部です!
さて今回は、少し真面目なお話を・・・


近年、牛肉の価格高騰が止まらない、なんてニュースを
お見かけされたこともあるかと思います。

その中でも和牛の価格高騰は今現在でも右肩上がりに上昇しています。

そもそも和牛というのは、日本古来の、明治以前から飼われてきた
日本が世界に誇る「肉専用種」のブランド品種です。


黒毛和牛、褐色和種、日本短角種、無角和種、この4種を交配させた種、
日本で和牛と呼んでいいのはこの5つだけです。


ではなぜいまこの和牛が高騰し続けているのか・・・
それは他ならぬ、子牛不足なんです。

牛を育てる農家さんたちが高齢化し、廃業していっているのが1つ大きな要因です。
牛を育てるのは非常に体力が要る仕事です。
けがをしたりするとそのまま廃業・・・というケースも少なくありません。

跡継ぎも減っており、生産をする農家がどんどん減っていっています。
こうした子牛不足が価格高騰を招きます。

他にも牛や餌を輸送する原油代の高騰や、配合飼料の原料の高騰、、、
日本の和牛の味の良さは今や世界規模で、特に中国の富裕層から高い人気があります。
いわゆる爆買いですね。和牛は自国消費から、輸出で消費されつつある時代です。


価格高騰にはこうしたさまざまな要因が背景にあります。

和牛が高騰すると、手ごろな価格の交雑牛や輸入牛に、
はたまたより手ごろな豚肉、鶏肉にシフトしていくというのがいまの流れです。
赤身ブームも相まって、霜降り一強の時代から少しずつ変化していっています。

なかなか牛肉を気軽に買える時代ではなくなってきました。

AI、科学の発達で、どんどん便利な時代になっていっていますね。

こんな便利な時代だからこそ忘れないでおきたいのは、、、

私たちが当たり前のように食べている畜産物、海産物、農産物、
すべてに作り手、産み手が居て、その人生がそこに詰まっているんだなあ、ということです。

だからこそ感謝して、「いただきます」を言いたいです。
日本ではいただきますは当たり前すぎて、、
「行儀」でしかないように思います。

外国では食べるまえ、お祈りしますもんね。神様ありがとう、と。。


牛農家の減少からそんなことをふと、思いました。