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生産者日記

こころ野便り 蛙

12月10日、土の中で眠っているはずのカエルが、農道をピョンピョンと横断していた。私も朝着込んでいた上着とベストを脱いだ。

野菜の収穫作業をしていると汗ばんで来る。季節外れの暖かさにこの先どうなるのだろうと不安になる。

夏の草が秋深くまで生えていたが軽い霜が何度か降りてやっと枯れた。それに代わって冬の草の緑が目立つ。

冬の草は、ロゼット状になり地面を這うようにじっくりじっくり成長するのだが、春になると急に勢いづく。

春と間違った冬草が、収穫を迎えた野菜に絡みつき収穫作業の邪魔をする。大量にこぼれた種が、発芽して春の作付けの邪魔をする。

除草作業も一苦労だ。生産性の向上という言葉が気持ちを逆なでる。

「カエルたち早く土の中に潜らないと夜には冷えるぞ。」と声を掛ける。

「温かくって眠れないんだ。」と返事が有った。

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